上野動物園の赤ちゃんパンダですが、90日が過ぎて健康状態は良好で、順調に成長しているそうです。上下の歯も生え始めたようですね。赤ちゃんパンダが初めて食べる固形物は、やはり大人のパンダとおなじ笹でしょうか?
人も赤ちゃんから成長すると離乳食を食べるようになり、歯が生えて段々いろいろなものが食べれるようになります。実はこの色々なものが食べれるようになってくる過程に、舌の筋肉もついてきて、舌の使い方も変化して成長していきます。また、鼻呼吸をすることで、唇も閉じるようになり、あごの成長や歯並び・かみあわせに良い影響を及ぼします。
しかし、その成長過程において舌の使い方が赤ちゃんのまま成長し、さらに口呼吸があると、食べ物を飲み込む時に舌で歯を押したり、口をポカンと開けて上下の歯の間に舌を出していたりする事があります。
これは舌癖といって、歯並びやかみあわせに大きな影響を及ぼす癖の一つなのです。これをほおっておくと歯並びやかみ合わせだけでなく、あごの成長も悪くなり、活舌も悪くなることがあります。
この舌癖は、かなり厄介で、年齢が大きくなればなるほど、癖を治すことが難しくなりますので、矯正装置とともに舌と唇の筋トレ(MFT:口腔筋機能療法)を低年齢のうちに行うことが重要と考えられます。