マウスピース型カスタムメイド矯正装置
透明なマウスピースを利用した目立たない矯正
マウスピース型カスタムメイド矯正装置について
透明なマウスピースのことを「アライナー」といいます。
口腔内スキャナーで型取りの代わりに全ての歯をスキャンし、そのデータを用いてコンピューター上で歯をわずかに動かして、アライナーを作ります。それをはめることで、歯に矯正力が加わり歯が動きます。
最大のメリットは、固定式のワイヤーやブラケットを装着せずに、歯の矯正が可能な点です。
しかし現状ではブラケット装置と比較して、不得意な歯の動きがあるため、すべての不正咬合が「アライナー」のみで歯列矯正を終了することはできません。
そこで最近では、さまざまな工夫により、アライナーでの歯列矯正の適応が拡大されています。詳細は歯ならび・噛みあわせの状態により異なりますので、検査・診断が必要となります。
注意点
アライナーは海外技工所で制作された矯正装置であるため、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置はこんな方にオススメ
1. デコボコの程度が軽い不正咬合
2. 奥歯の咬み合わせの前後的なずれが少ない不正咬合
3. 上下の咬み合わせの前後、または左右のずれが少ない不正咬合
4. 垂直的なずれ(過蓋咬合)が少ない不正咬合
ご自身で取り外しが可能なため、必ず治すという治療の意思の強い方、またはご自身で判断せずに担当医の指示にしっかり従っていただける方にオススメです。
上記4つ以外の不正咬合では、アライナー以外で何かしら工夫が必要になります。
マウスピース型カスタムメイド矯正は、いくつかある矯正治療の中でも技術進歩の著しい治療法の一つです。治療の進歩により、色々な症状が治せるようになってきていますので、上記以外の不正咬合の方も是非ご相談下さい。
5つのポイント
1. 口腔内を健康に保てる
アライナー(マウスピース)は、取り外し可能なため、治療中でも通常通りに歯ブラシやフロス、歯間ブラシを使用して歯のお手入れができて、口腔内を健康に保つことができます。
2. 楽しく食事ができる
アライナーは取り外しができるので、固定式のワイヤー矯正などにおける硬い食べ物や粘着性の食べ物などの食事制限はなく、今までと同じように好きなものを気にすることなく食べることが出来ます。
3. 治療中でも目立ちにくい
アライナ―は目立ちにくいため、矯正治療中であることを周囲には、ほとんど気づかれずに装着可能です。
4. アクティブなライフスタイルを維持
アライナ―は、やりたいことを我慢する必要がありません。スポーツや楽器演奏、接客業などのアクティブなライフスタイルに適した治療オプションです。(装着時の違和感に関しては個人差があります)
5. 遠方からの通院も安心
アライナ―は、ワイヤーによる矯正治療とは異なり、装置が外れて痛いなどの急患処置が必要になることが少なく、通院は4~6週間ごとに一度で、遠方からの通院やご多忙な方にとっても安心して治療が受けられます。
治療期間
歯を動かす期間は平均2~3年です。(症状によって期間が大きく変わることがあります。)
さらに保定に2年必要となります。
※1日の使用時間が少ないと期待通りに歯が動かないため、治療期間が長期に及びます。
使用する装置
マウスピース型カスタムメイド矯正装置
※顎間ゴムやアタッチメント(白いボタン)をつける場合があります。
マウスピース型カスタムメイド矯正はいくつかある矯正治療の中でも技術進歩の著しい治療法の一つですが、まだまだワイヤー矯正に比べると歴史が浅く、不正咬合(悪い歯並びや嚙み合わせ)の種類によってはマウスピース型カスタムメイド矯正装置だけでは、目指す治療結果が得られなかったり、治療計画通りの期間で治療が完了しない場合があります。
『マウスピース型カスタムメイド矯正装置』の
メリット・デメリット
1. 透明で目立ちくにい
アライナー(マウスピース)は、目立ちくにいため、治療中であることを他人に気づかれにくいです。
2. 口腔内を健康な状態に保つ
取り外しができるので、いつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができます。アライナー自体も、専用の洗浄剤を使って洗うことができるので衛生的です。
3. 装置の脱落がほとんどない
金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、治療期間中に装置が外れるなどの緊急性を要することがありません。
4. 金属アレルギーの心配がない
アライナーの素材には金属が含まれていないので、金属アレルギーのため矯正治療をあきらめていた方でも、心配なく矯正治療を行えます。
5. 歯の移動を、画像と動画で確認
3Dの治療計画ソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を、コンピューター画面上で画像や動画として確認することができます。
1. 1日の装着時間が長く、自分で管理しなければならない
マウスピース型カスタムメイド矯正装置による矯正治療は、一般的に、1日20〜22時間以上、アライナー(マウスピース)を装着することが望ましいといわれています。装着時間を守らないと治療期間が長引いてしまったり、アライナーが合わなくなって、新たに製作する必要が出てくる場合があります。
2. マウスピース型カスタムメイド矯正だけでは矯正できない場合がある
抜歯の必要があったり、奥歯の噛み合わせを調整する必要があるなど、歯を大きく動かす矯正には、対応できないことがあります。
3. 歯科治療をすると再製作が必要
初回の歯型取りで全てのアライナーを製作するため、虫歯の治療等により歯の形が変わった場合は、アライナーを再製作する必要がある。(通常、大きな虫歯治療等は、矯正開始前に行います。)
8つの注意点
マウスピース型カスタムメイド矯正装置は、どんな不正咬合でも治る万能な治療法ではありません。日本矯正歯科学会のホームページでも、注意喚起がされています。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置は手軽なイメージが先行していますが、いくつかの注意が必要な治療法です。
指示に従いしっかり使わないと歯が動かない
1日最低でも20〜22時間以上はアライナーを装着している必要があります。指示通り装着時間を守れなかった場合は歯がうまく動かず、その場合は自己責任になってしまいます。一日中一定時間の装着が難しい方は不向きです。
また、砂糖が含まれるものを口にして歯磨きをしないでいると、虫歯になってしまいます。なぜなら、虫歯予防の役割がある唾液をマウスピースが遮断してしまい、マウスピースにより歯が砂糖付けの状態となってしまう恐れがあります。
仕事中に頻繁に甘いものを口にする、人前でいちいちマウスピースを外すことはできない、という理由で敬遠される方もいます。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置の苦手な動きがある
アライナーだけで歯を動かそうとしたときに、苦手な動きがいくつかあります。咬んでいない歯を咬ませるためにひっぱり上げる、また丸い歯のねじれを直す。
これらの歯の動きに対応するために、歯にアタッチメントをつけたり、自分で上下の歯にゴムをかけたりすることである程度対応を行います。さらに、抜歯が必要な矯正を行うときには、抜歯した隙間に向かって隣接する歯がとても倒れやすいです。苦手な動きを解決するために、ワイヤー矯正を併用する場合があります。
歯とマウスピースの間に隙間ができたら歯は動かない
アライナーは歯と接着剤で着いているわけではないので、歯と歯の間にすき間ができてしまう(エアスペース)ともう歯は動きません。通常はごく一部の歯だけアライナーとの間にすき間が空いていることが多いので、普段通りにアライナーが入るため、異常がわかりにくいです。
診察の時にアライナーのフィットの状態を念入りに確認します。
アライナーと歯との間にスペースが空いてしまったときの対応は、状況により異なります。すぐに新しいアライナーの型取りを行うこともあれば、すき間が出来てしまった部分は後でまとめて直せる場合もあるので、対応を後回しにすることもあります。
アライナーを再発注しなくても、歯にアタッチメントやワイヤーをつけてリカバリーできる場合もあります。
歯に何もつかないわけではない
マウスピース型カスタムメイド矯正装置では、ほとんどの場合に歯の表面にアタッチメントと呼ばれるプラスチック製の突起をつけます。マウスピース型カスタムメイド矯正装置のシステムでは、アタッチメントにアライナーをひっかけることで歯の多彩な動きに対応していて、アタッチメントをはずしてしまうと予定していた歯の動きが出来なくなってしまいます。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置では歯の表面になにもつかないと考えている方もいるので注意が必要です。
歯と歯の間を少し削ることが多い
マウスピース型カスタムメイド矯正では抜歯の矯正が苦手なため、なるべく抜歯しないで矯正治療を行うために、歯列の側方拡大や、歯と歯の間を削ることをよく行います。歯と歯の間を削るといっても、一か所の削る量は0.5mm以内です。その程度だと削るときに麻酔も不要で、歯が虫歯になりやすくなるなどの心配もありません。
無理に抜歯せずに矯正治療を行おうとすると、歯と歯の間を削る量と場所が多くなりすぎたり、歯を支える歯槽骨からはみ出すくらいに側方拡大を行う危険性が高まります。そのような状態のときには抜歯を伴う矯正治療の検討が必要となり、ワイヤー矯正を併用する場合があります。
ワイヤー矯正に比べて時間がかかる場合がある
マウスピース型カスタムメイド矯正装置で矯正治療を行う場合、海外に発注するための時間、治療計画を海外との間でやり取りして練り上げる時間、アライナーを製造する時間、配送する時間などがかかります。また、最初の型採りだけで、あとはコンピューター上で作ったシミュレーションに合ったアライナーを作るため、実際には完全にシミュレーション通りに歯が動かないことが多々あります。治療期間が長くなればなるほど、ズレは大きくなってきます。
そのため、【追加アライナー】といって、再度型を採り直して治療計画の微修正をかけていくことが必要になります。
ワイヤー矯正のように、診察時に気になるところがあったら、すぐその場で直せるわけではありません。マウスピース型カスタムメイド矯正では、やり直しや海外とのやり取りの時間の分、治療期間がワイヤー矯正よりも長くなる場合があります。
抜歯の矯正など難しい症例には対応できない
マウスピース型カスタムメイド矯正は基本的に抜歯を要する矯正治療が苦手です。一部抜歯を要する矯正にもマウスピース型(カスタムメイド)矯正(歯科)装置のみで対応できる場合はありますが、適応できる症例は限られます。
抜歯が必要な場合、ワイヤー矯正を一切併用せずに全てマウスピース型カスタムメイド矯正のみで治療を完結することはとても困難です。抜歯が必要な場合、ワイヤー矯正を併用することがあります。
奥歯で咬めなくなることがある
マウスピース型カスタムメイド矯正の代表的な偶発症です。
アライナーを装着した状態でいつも奥歯で噛んでいると、咬んだ力が歯にとっては矯正力となってしまい、奥歯が押されて奥歯の噛み合わせが弱くなってしまうことがあります。
また、矯正医がワイヤー矯正と同じ感覚で、前歯を動かす治療計画を作ってしまうと、前歯ばかりが当たってしまい奥歯が当たらなくなりやすいです。
治療計画の工夫によってある程度防ぐことはできますが、【噛みしめ癖】がある場合など、対応が難しくなることがあります。奥歯で咬めなくなってしまった場合には、マウスピース型カスタムメイド矯正装置単独での修正は困難となり、ワイヤーの矯正を併用することあります。
※画面を閉じるには、枠の外をクリック
マルチブラケットとマウスピース型カスタムメイド矯正装置
(アライナー)の併用
まず、見えにくい奥歯の部分だけブラケットを用い、部分矯正をおこなってからアライナーでの歯列矯正を行う方法です。デコボコの程度が強く、小臼歯の抜歯が必要な場合、犬歯や奥歯の位置合わせをブラケットの部分矯正で行っておくことにより、その後の矯正治療の大部分をアライナーで行うことが可能になります。
また、アライナーでの治療中に、補助的にブラケットやその他の装置を追加する方法があります。アライナーだけでは動ききらない歯を、補助的に装置を追加して能率よく動かす方法です。
アライナーでの治療中に何らかの理由で、予定よりも歯の動きが遅れた場合にも行うことがあります。
その他、アライナーの開始前や終了後に、きわめて短期に全体にマルチブラケット装置を装着する方法もあります。この場合、「完全にブラケットを使わない治療」、とはいえませんが、歯列矯正においてブラケットの装着期間を極端に短縮するためには、有効な方法です。
外科的矯正が必要なケースは、マウスピース型(カスタムメイド)矯正(歯科)装置はできません。
当院の補償制度について
マウスピース型カスタムメイド矯正装置+表側ワイヤーの治療が受けられる
マウスピース型カスタムメイド矯正装置で矯正治療を始めたけど思うような結果が得られなかった場合、また担当医の判断でマウスピース型カスタムメイド矯正装置単独では治療の継続が難しいと判断した場合には、当医院ではマウスピース型カスタムメイド矯正装置での治療の方に限り、追加の料金は無しで、表側のワイヤー矯正が受けられる治療の保証を付けて、治療の契約を行っています。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置の流れ
カウンセリングからメインテナンスまで
① カウンセリング
問診を行い、原因の推定、症状の今後の展開、治療の必要度、治療法・治療期間・治療費の概要を説明させていただきます。
装置の種類についてご希望をお聞きします。
※検査結果によってはご希望の種類で治療が出来ないことがあります。
② 検査
確定診断を行うために検査を行います。
・口腔内検査
・写真撮影(口腔内・顔貌)
・歯型採り(印象採得・咬合採得)
*症状によっては顎の運動検査
・X線検査(セファロ・パノラマ・手根骨)
*症状によってはCT撮影
⇒検査資料をもとにパソコンで計測・分析を行います。
③ 診断
検査によるデータを総合的に検討して診断が行われます。この診断結果をもとに患者さまの咬合機能が発揮でき、審美的にも良好で各個人の特徴が十分に考慮された咬み合わせである【個性正常咬合】を目標にした治療方針・方法が立案され、マウスピース矯正が可能か診断を行います。
以上の内容について、分析結果をお見せしながら、治療方針・方法を説明させていただき、さらに使用装置の使用方法・使用時間・使用により得られる効果・使用上の注意点などをお話しします。
患者さまが納得したうえで治療を行います。しっかりご理解し納得しないまま治療を始めますと、治療の進行がスムーズにいかないばかりか、治療効果にも悪影響を及ぼすことがあります。
④ 3D治療計画の作成
アライナー用の歯型採り(印象採得・咬合採得)を行い、
3D治療計画ソフトを使用し、担当医が患者様の治療計画を作成します。この3Dの治療計画では、予測される歯の動きや最終位置が示され、矯正治療後の歯並び・咬み合わせを確認することができます。
※発注後に治療をキャンセルされた場合、キャンセル料をお支払いいただきます。
⑤ アライナー(マウスピース)の製造・出荷
患者様一人一人にカスタマイズされたアライナーが海外で製造されます。アライナーが出来上がるまでの間、抜歯が必要な方は歯を抜いていただく必要があります。
※アライナー発注後に治療をキャンセルされた場合、キャンセル料をお支払いいただきます。
⑥ アライナーの装着
アライナーを患者様にお渡しします。患者様は、毎日20〜22時間以上アライナーを装着していただき、7〜10日間ごとに新しいアライナーに交換します。
⑦ 通院
約4〜8週間ごとに通院し、ドクターの診察をうけていただきます。毎回、担当医より指定された番号のアライナーを持参し、3D治療計画通りに進んでいるか治療経過を確認していきます。
また来院の時に、歯をスムーズに動かすためのアタッチメントの設置や、歯を小さくしてスペースを作るための歯の研磨を行います。
⑧ 保定
矯正装置の効果により、歯を動かし治療目標に達成した時点で保定に入ります。 矯正治療を行うと、後戻りと言って歯が元の位置に戻ろうとします。
保定装置を用いることで、動かした歯と顎の骨とを安定させます。 目標を達成した良好な歯並び・咬み合わせの安定性を確認したところで治療が終了となります。
⑨ メインテナンス
保定が終了して矯正治療が一度終了となりますが、人間の歯並び・咬み合わせは、咬めば咬むほど加齢変化がおこり、矯正治療前とは違う不正咬合が起こる事があります。
不正咬合の予防として、希望のある方には保定装置を使っていただき定期的にメインテナンスを行います。
Q&A
Q マウスピース型カスタムメイド矯正は、欠点が多いって聞くけど?
A 取り外せる矯正装置は、固定式の矯正装置に比べて口腔内を清潔に保つことができます。これがマウスピース型カスタムメイド矯正の良いところの一つです。しかし、逆に外している時間が長くなると歯が思うように動いてくれません。そのため、20~22時間以上使用するという条件が付きます。かなり辛抱強く使用していく必要があります。
一方、ワイヤーを使った矯正装置は24時間装着したままなので確実に効果が現れますが、どうしても口腔内の衛生状況は悪くなります。
また、マウスピース型カスタムメイド矯正がスタートした当時は、治療理念は素晴らしいものでしたが、治療のデータ不足があったことも事実です。
アライナー(マウスピース)の素材も今ほど高性能のものがなかったため、その時期にマウスピース型カスタムメイド矯正を行った方の中には、思うような結果が出なかった方もいたようです。
現在のマウスピース型カスタムメイド矯正装置のアライナーは、技術開発と世界中で治療が行われることにより、大きな進歩を遂げた矯正治療となっています。
データの多さ、ノウハウの蓄積、それらを反映した最新の治療に基づき、現在では多くの症例に対応できるようになってきました。
Q マウスピース型カスタムメイド矯正装置ができない場合はある?
A 重篤な歯周病の場合は、矯正治療を行うことにより歯が抜けるおそれがあります。そのため、矯正治療を開始する前に、しっかりと歯周病の治療を行う必要があります。また顎関節症の場合も、その治療を終えてからとなります。 歯の数が少なかったり、咬む力が強すぎたりなど、場合によってはマウスピース型カスタムメイド矯正だけでは矯正治療が難しいこともあります。
Q マウスピース型カスタムメイド矯正装置をつけたまま飲食はできる?
A アライナーを外して食べたり飲んだりして下さい。 アライナーと歯の間に食べものが挟まってしまうと、むし歯の原因となる糖などが歯と密着して非常にむし歯になりやすい状態になってしまいます。
また、熱い飲み物は熱でアライナーが変形してしまいます。さらにお茶など色のついた飲物はせっかく目立ちにくいアライナーが着色してしまいますので、やめておいた方がいいでしょう。
アライナーをつけたまま飲んで大丈夫なものは、常温以下の水だけです。
Q 今と変わらずに食事ができますか?
A ワイヤー矯正の場合では、繊維質のものや粘着性のあるものがワイヤーに絡まりやすいです。表側矯正では挟まった食べ物が周りの方に見えてしまったり、裏側矯正の場合でも他人には見られませんが、ブラッシングがやや大変です。その点、マウスピース型カスタムメイド矯正装置は矯正をする前とあまり変わらず食事を楽しめます。
ただし、アライナーを装着したまま食べてはいけません。食事後は歯磨きが必要です。歯磨きをせずに歯に糖分のついた状態でマウスピースをはめてしまうと”砂糖パック”のような状態になり、アライナーが虫歯を作る装置になってしまいます。 また、いちいち食事のたびに人前でアライナーを外す必要があります。 さらに、仕事中にお菓子を食べたり甘い飲み物を飲む方は、そのたびにいちいちマウスピースを外して、歯ブラシする必要が出てきます。またそのたびにアライナーを外していると装着時間が短くなり予定通りに歯が動いていないこともあります。 食生活について厳しい自己管理が必要となります。
Q 発音が悪くなるというのは本当ですか?
A 個人差があり、慣れないうちは少し発音しにくい方もいらっしゃいます。しかし、数日~数週間でマウスピースに慣れて普段通りに話すことができるようになります。マウスピース型カスタムメイド矯正装置はニュースキャスターやアナウンサー、俳優などの方々も治療を受けており、問題なくお仕事をされています。
Q 歯が動く時に痛みはありますか?
A 素材はプラスチックで、ワイヤーに比べ強い力がかからないため、痛みは少なくなっています。個人差がありますが、最初の3日が一番違和感ありますが徐々に慣れてきます。
Q アライナーは一度ズレたら元には戻らないのですか?
A マウスピース型カスタムメイド矯正装置は最初に型をとって海外に送ると、工場から治療の最初から最後までのアライナーが、まとめて医院に届きます。 毎回、型取りをしないという良い点はあるのですが、製作から時間がたてばたつほどアライナーと歯の間に隙間が空きやすいです。アライナーは歯とぴったりくっついていれば歯は動きますが、歯との間すき間が出来てしまうと歯には全く力がかかりません。特に歯を引っぱり上げるような力は加わりません。
アライナーと歯の間にすき間があいてしまったとき、全体的にフィットが悪くなってきた場合は型の取り直しが必要です。
Q アライナーが途中で合わなくなった場合はどうするのですか?
A 治療計画通りの力が歯にかからない、アライナーを指示通りの時間装着していない、などの理由でアライナーが合わなくなり、治療計画を再作成しなければならなくなることはあります。 その場合はアライナーも作り直しとなりますが、マウスピース型カスタムメイド矯正装置は保証期間があり、作り直しや追加作成の費用はかかりません。 ただし、治療期間が延びることが考えられます。
Q 歯には何もつかないわけではないと聞きましたが?
A マウスピース型カスタムメイド矯正装置では多くの場合”アタッチメント”と呼ばれるプラスチックの突起を歯に付けます。何もつけないことを選ぶことはできますが、計画通りの歯の動きができなくなる可能性があります。そのため、アタッチメントが必要となります。 マウスピース型カスタムメイド矯正装置なら歯の表面に何もつけないで済むと思っている方は多くいますので、注意が必要です。
Q 歯と歯の間を削るのですか?
A マウスピース型カスタムメイド矯正装置では歯を並べるためのスペースを作るために、歯と歯の間を削ることがあります。削る量は最大で0.5mm程度で、この程度では歯の健康は損なわれず、削るときの痛みもほとんどありませんので麻酔は通常不要です。ただしあまりに多くの場所を削る位なら、抜歯での矯正治療を選択したほうが良い場合もあります。
Q マウスピース型カスタムメイド矯正装置は、欠点が多いって聞くけど?
A 取り外せる矯正装置は、固定式の矯正装置に比べて口腔内を清潔に保つことができます。これがマウスピース型カスタムメイド矯正の良いところの一つです。しかし、逆に外している時間が長くなると歯が思うように動いてくれません。そのため、20〜22時間以上使用するという条件が付きます。かなり辛抱強く使用していく必要があります。
一方、ワイヤーを使った矯正装置は24時間装着したままなので確実に効果が現れますが、どうしても口腔内の衛生状況は悪くなります。
また、マウスピース型カスタムメイド矯正がスタートした当時は、治療理念は素晴らしいものでしたが、治療のデータ不足があったことも事実です。
アライナー(マウスピース)の素材も今ほど高性能のものがなかったため、その時期にマウスピース型カスタムメイド矯正を行った方の中には、思うような結果が出なかった方もいたようです。
現在のマウスピース型カスタムメイド矯正装置のアライナーは、技術開発と世界中で治療が行われることにより、大きな進歩を遂げた矯正治療となっています。
データの多さ、ノウハウの蓄積、それらを反映した最新の治療に基づき、現在では多くの症例に対応できるようになってきました。
Q マウスピース型カスタムメイド矯正装置ができない場合はある?
A 重篤な歯周病の場合は、矯正治療を行うことにより歯が抜けるおそれがあります。そのため、矯正治療を開始する前に、しっかりと歯周病の治療を行う必要があります。また顎関節症の場合も、その治療を終えてからとなります。 歯の数が少なかったり、咬む力が強すぎたりなど、場合によってはマウスピース型カスタムメイド矯正装置だけでは矯正治療が難しいこともあります。
Q マウスピースをつけたまま飲食はできる?
A アライナーを外して食べたり飲んだりして下さい。 アライナーと歯の間に食べものが挟まってしまうと、むし歯の原因となる糖などが歯と密着して非常にむし歯になりやすい状態になってしまいます。
また、熱い飲み物は熱でアライナーが変形してしまいます。さらにお茶など色のついた飲物はせっかく目立ちにくいアライナーが着色してしまいますので、やめておいた方がいいでしょう。
アライナーをつけたまま飲んで大丈夫なものは、常温以下の水だけです。
Q 今と変わらない食生活をしていて問題ありませんか?
A ワイヤー矯正の場合では、繊維質のものや粘着性のあるものがワイヤーに絡まりやすいです。表側矯正では挟まった食べ物が周りの方に見えてしまったり、裏側矯正の場合でも他人には見られませんが、ブラッシングがやや大変です。その点、マウスピース型カスタムメイド矯正装置は矯正をする前とあまり変わらず食事を楽しめます。
ただし、アライナーを装着したまま食べてはいけません。食事後は歯磨きが必要です。歯磨きをせずに歯に糖分のついた状態でマウスピースをはめてしまうと”砂糖パック”のような状態になり、アライナーが虫歯を作る装置になってしまいます。 また、いちいち食事のたびに人前でアライナーを外す必要があります。 さらに、仕事中にお菓子を食べたり甘い飲み物を飲む方は、そのたびにいちいちマウスピースを外して、歯ブラシする必要が出てきます。またそのたびにアライナーを外していると装着時間が短くなり予定通りに歯が動いていないこともあります。 食生活について厳しい自己管理が必要となります。
Q 発音が悪くなるというのは本当ですか?
A 個人差があり、慣れないうちは少し発音しにくい方もいらっしゃいます。しかし、数日~数週間でマウスピースに慣れて普段通りに話すことができるようになります。インビザラインはニュースキャスターやアナウンサー、俳優などの方々も治療を受けており、問題なくお仕事をされています。
Q 歯が動く時に痛みはありますか?
A 素材はプラスチックで、ワイヤーに比べ強い力がかからないため、痛みは少なくなっています。個人差がありますが、最初の3日が一番違和感ありますが徐々に慣れてきます。
Q アライナーは一度ズレたら元には戻らないのですか?
A マウスピース型カスタムメイド矯正装置は最初に型をとって海外に送ると、工場から治療の最初から最後までのアライナーが、まとめて医院に届きます。 毎回、型取りをしないという良い点はあるのですが、製作から時間がたてばたつほどアライナーと歯の間に隙間が空きやすいです。アライナーは歯とぴったりくっついていれば歯は動きますが、歯との間にすき間が出来てしまうと歯には全く力がかかりません。特に歯を引っぱり上げるような力は加わりません。
アライナーと歯の間にすき間があいてしまったとき、全体的にフィットが悪くなってきた場合は型の取り直しが必要です。
Q アライナーが途中で合わなくなった場合はどうするのですか?
A 治療計画通りの力が歯にかからない、アライナーを指示通りの時間装着していない、などの理由でアライナーが合わなくなり、治療計画を再作成しなければならなくなることはあります。 その場合はアライナーも作り直しとなりますが、マウスピース型カスタムメイド矯正装置は保証期間があり、作り直しや追加作成の費用はかかりません。 ただし、治療期間が延びることが考えられます。
Q 歯には何もつかないわけではないと聞きましたが?
A マウスピース型カスタムメイド矯正治療では多くの場合”アタッチメント”と呼ばれるプラスチックの突起を歯に付けます。何もつけないことを選ぶことはできますが、計画通りの歯の動きができなくなる可能性があります。そのため、アタッチメントが必要となります。 マウスピース型カスタムメイド矯正装置なら歯の表面に何もつけないで済むと思っている方は多くいますので、注意が必要です。
Q マウスピース型カスタムメイド矯正では歯と歯の間を削るのですか?
A マウスピース型カスタムメイド矯正装置では歯を並べるためのスペースを作るために、歯と歯の間を削ることがあります。削る量は最大で0.5mm程度で、この程度では歯の健康は損なわれず、削るときの痛みもほとんどありませんので麻酔は通常不要です。ただしあまりに多くの場所を削る位なら、抜歯での矯正治療を選択したほうが良い場合もあります。
マウスピース型カスタムメイド矯正の治療費
マウスピース型カスタムメイド矯正装置 | ¥800,000 (税込¥880,000) ※うすい透明のマウスピース型の矯正装置を使用します。 |
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治療に伴うリスクと副作用
・初めて矯正装置を装着した時や調整後は、痛みや圧迫感、ストレスを感じることがあります。
・固定式装置は、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病(歯肉炎)のリスクが伴います。(医院でのブラッシング指導、ご本人の歯磨きを日々しっかり行っていただく必要があります)虫歯の定期検診やフッ素塗布などをお勧めします。
・治療中に歯根吸収や歯肉退縮が生じる場合があります。
・歯の移動により装置から余分なワイヤーが出ることがあります。そのため内頬を傷つけることがまれにあります。その場合はワイヤーの調整やカットを随時行います。
・極端に硬い食べ物は装置が外れる場合があります。出来れば硬い食べ物は避けるようにしてください。
・粘着性や繊維質の食べ物は、装置にひっかかり装置が外れる、壊れることがあります。
・動的治療終了後に歯が後戻りをすることがあります(移動した歯は元の位置に戻ろうとします)。保定装置を決められた期間確実に装着することなど、定期的検診が必要です。
簡単ネット予約より受付中
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ご予約完了までたった30秒!
矯正をしたいけど悩んでいる方、ぜひカウンセリングにお越しください。
☆セカンドオピニオン をご希望の方は、相談料¥3,000(税込¥3,300)がかかります。
新型コロナウイルス対策として、以下のご協力をお願い致します。
※院内の密と待合室における混雑を避ける為、付き添いの方は原則1名とさせて頂きます。
※ソーシャルディスタンスを保つため、待合室に人がいる場合は、後から来院された方に外で
お待ちいただく場合があります。
何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。
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